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2014年1月13日 (月)

ネットワークオーディオの楽しみ 3 色男の歌

Vic_damone_2

※画像はVic Damone

■“イケメン”という言葉があるが何時いかなるときから使われだしたのだろうか。かつてはそのような言葉はなく、あるのは“ハンサム”若しくは“男前”などと言う言葉だった。“イケメン”の語感は限りなく軽い。現在は“イケメン”の氾濫である。なんでもかんでも“イケメン”。ちょうど女性が好んで使う“カワイイ”に相当する言葉か。
“ハンサム”は死語に近いし、“男前”にいたっては女性のほめ言葉として使われているという倒錯した現象もある。
“イケメン”には、男としての重みというか厚みというかそんなものは無い。言ってみれば、腐敗しないプラスチックのようにつるつる。そこには肌触りというかぬくもりが無い。
これはそういう男が増えてきたからなのかなとも思う。
“苦みばしったいい男”あるいは“男っぷりのいい”という今となってはいささか時代ががった表現だがそんな男には“イケメン”はまず似合わない。

■ところで、最近Pent House Radioをずっと聴いているのだが、50年代~60年代人気を誇っていた男性歌手の歌声が惜しげもなく流れている。
これが実に良い。そこには男の匂いがある。クルーナーの甘い声の持ち主が多いのだが、そこに苦味もある。そしてなんといっても色気があふれている。
彼等は、むろんのこと男の魅力あふれかえっているのだが、断じて“イケメン”ではない。。なんと表現すればいいのだろうか思っていたが、ぴったりの言葉が見つかった。それは“色男”、これに代わる言葉はない。これももはや死語近いかと思うが、彼等“色男達”が実に味わい深い歌をたくさん聞かせてくれている。
ちなみに、Pent House Radioでは、彼等“色男達”の歌が惜しげもなく流れているのだが“Tower Records"に行ってみると、次に紹介する男性シンガーのCDは“Dean Martin”を除きまず見当たらない。そのような意味でも極めて貴重な放送局である。

■そんな“色男”をご紹介しよう。すでにご紹介した“Matto Monrow”やSmokeyRobinson以外に実に多彩なシンガーがいる。
・例えば“Bobby Darin”数年前映画“Beyond The Sea”でその生涯を描かれたが、私が中学生の頃“Mack The Knife”で一世を風靡していた。そのBobby DarinのLP“Oh Look at Me”でタイトルアルバムをスインギーに歌っている。この伴奏Big Bandも良い。録音もクリアー。ダイナミックなアレンジ、ブリリアントなブラス、鮮やかに決めるドラムス。こんな演奏が日本で埋もれているなんて実にもったいない。
・そして、Perry Como、“歌の上手い床屋さん”として知られているが、単なる美声の持ち主ではない。“And I love You So”で全米の人気を集めたのだけど、“This is All I Asked”を実に味わい深いく歌っている。
・Vic Damonこの人も名前しか知らなかったのだが、美声の持ち主。正調に歌う。安定した歌唱力。フリオイグレシアスの細かいビブラートを取った英語版のような“Begin the Beguine”を歌っている。

他に名前だけを挙げておけば、“Buddy Greco”が“Route 66”をシナトラ一家の“Dean Martin”が粋にリラックスして“Just in Time”歌っている。などなど。
最近の、“Mickel Buble”も“John Pizzarelli”も 良いが、かつてこんな“色男達”が活躍してたのだと思う。

Pent House Radioで流れる“色男達”の歌唱は私を魅了してやまない。

 

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コメント

オールデイズの曲が聴けると知り、先ほどPENTHOUSEのサイトを開き、今BGMとして聴きながらコメントしています。
ここで流されるジャズスタンダードやR&Bは
30年前大阪に転勤して住んでいた頃、慰みで当時のFM大阪の音楽番組「永遠のポップス」で盛んに聴いたものです。そのあまりの美しい調べに聴いてはカセットに録音する事が日課の録音フェチした。その後、その番組がなくなり
NHKFMの夕方4時から流れるスタンダード曲や、楽団演奏の録音を4,5年続けカセットケースが5ケースも溜まって、今大阪時代の
思いでの品になっています。そんな曲の中で
繰り返し聴いたのは、ディーン・マーチンの
Everybody Love Somebodyやペリーコモや、ナットキングコール、サッチモ、シナトラなど挙げたらきりがない程、綺羅星の如く
輝いて見えた大スターの曲です。
又当時、音質は悪いのですが、短波ラジオでVOAから、アメリカで活躍していた秋吉敏子が
ビッグバンドと共演の放送を聴いた事もあります。ラジオで知ったビリーホリデーや、グレンミラーが主演の映画の中で聴く歌や演奏は、
ハイファイで表情も見えるので今でも印象に残っています。他に昔NHK世界名画劇場「ニューオリンズ」の録画した映像を視ると、サッチモや、ウッディ・ハーマンが酒場のステージで、まるでライブのように楽しそうにスイングしていて、ジャズの持つカジュアルな雰囲気にかんげきしてしまいます。彼らは、すべてsweetieさんがコメントされるように、音楽の持つ力に一途に惚れ込んだ色男のように思いますね。

投稿: ossama | 2014年1月14日 (火) 01時40分

コメントありがとうございます。

最近古いものが良くなってきて良く聴いています。何よりそうしたものは味わい豊かですね。

ブログ再開しましたのでよろしくお願いいたします。

投稿: | 2014年1月15日 (水) 00時58分

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